皐月





1冊目
「海と川の恋文」     作者:松本 侑子    出版:角川書店
純愛ラブストーリーって言うてえぇんかなぁ…?
はっきり言いますとこげな真似私には
到底出来ません。(キッパリ)

主人公の遥香は大学生になってから
二人の男、修平と徳明にアプローチされます。
んでもって遥香は徳明と付き合うんですが
これまた障害が多いの何のって!

遥香が女優になる事になって周りから
無理矢理離されて、お互いの誤解やすれ違いが
あったり、遥香が重症な病気にかかったりで、
17年間お互いを思い続けながら
互いに別の人と1回結婚したりね?
そりゃもぉ結構波瀾万丈な人生ですな。

私はまだ16歳ですし、そこまで
人を好きになった事も、1人の人を
思い続ける事も経験した事がない訳で…
いまいちこの主人公達の気持ちがわからん部分も
あるんですが。

自分が仕事の為に好きな人と
離される事になったらやっぱり嫌です。
私にとってはわからない大人の
事情なんでしょうがそんでも
そういう苦しい恋をしながらの
人生は遠慮願いたい。
まぁ最終的にハッピーエンドに
なったんで良かったです。

定価1700円(税別)で物語の舞台は
現代より少し前になります。 2冊目
「火怨−北のようせいアテルイ−」     作者:高橋 克彦    出版:講談社文庫
長かった…やっとこの本紹介出来た…!!
本の虫をやり始めたら絶対紹介しよう思ってた本です。
ただ。受験中に読んだもんで記憶が曖昧な部分も
あったんでもう一度読み直してました。

2回目ですが泣きました。

この物語の主人公は蝦夷。
知っちょる人は知っちょるやも知れません、アテルイです。
政府の蝦夷に対する態度に憤慨し、
そんな政府に蝦夷とは何かをわからせる為に、
人間として生きていく為に
抗うアテルイとその頼もしい仲間達。

アテルイ達はめっちゃすごかったです。
でも、やはり政府の力の方が強く…

蝦夷達の策略と行動に関心し、
政府の考えや行動に呆れ、
人々の噂による偏見に悲しくなりました。

この物語のもう一人のキーパーソン(?)になる人は
かの有名な坂上田村麻呂です。
私はこの小説を読んでこの人が大好きになりました。
歴史上で一番好きな人は?と聞かれたら
私はこの人を答えると思います。
(アテルイみたいなマイナーな人OKやったら
勿論アテルイを選びますが…)
とにかくめっちゃ泣けます。
この小説を読んだ後、
人としてどうあるべきかを考えさせられ、
噂とは怖いもんやなぁ…と改めて感じました。

上巻の方が762円
下巻の方は781円(各税別)です。

めっちゃ個人的な事ですが、
ホンマにこの本はお薦めです。
武伝の人生の中での本ベスト3に
入ると思います。是非とも読んで頂きたい!





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